在校生・卒業生の声
在校生の言葉
坂口 陽妃さん(生徒会長)

本校は、校訓の「自主と責任」のもと、生徒会を中心として様々な活動を行っています。私たちは、活動を行う上で活動の「内容」だけでなく、なぜその活動を行うのかという「目的」を明確にするということを大切にしています。そのような活動を行うことで、附中生1人ひとりが活動の意義を理解し、積極的に活動に参加できるような環境にすることができています。
卒業生のメッセージ
那須 蔵叶さん

「色あせることのない充実した日々」これは、私が附属久留米中学校で手にした宝物です。それは「自主と責任」の校訓を生徒が実行できるだけの魅力的な環境が学校にあるからこそ可能なことでした。 まず、活発な生徒会活動があるという魅力です。生徒全員が委員会に所属し、それぞれの役割を持ちます。日常から委員会活動に参加する事で、意識を高く持ち学校生活を送る事ができます。特に私は生徒会長として生徒会執行部に所属し、様々な活動の企画運営に携わりました。例えば、熊本地震で被災された方々を支えるためのプロジェクトとして募金活動を行いました。さらに、よりよい支援とすることはできないかと考え、募金を元にして熊本県の商品を買い、中学校のバザーで販売するという活動を提案し実行しました。他にも私たちがもう使わなくなったり捨ててしまったりするような文房具を回収し、発展途上国を支援している方と連絡をとり現地に送っていただくといった活動も行いました。これだけ大きな活動を企画運営させていただくという経験は附属中だからこそできたことです。
次に、三大行事である「体育祭」「藤見会」「文化祭」において生徒主体で企画運営がなされ、その豊かな想像力を形にすべく生徒だけでなく先生などとともに学校一丸となる事ができます。さらに、三大行事の練習から本番までを通して、学年を超えて一丸となることで強い縦のつながりが生まれます。集団で何かを成し遂げることの喜びや、取り組みがうまくいかなかったときの悔しさ、本気だからこそ起こる衝突、これら全てがクラスや学年を超えた絆を生み自分を成長させてくれました。私は附属久留米中学校で「自主」のもとに考え「責任」を持って実行するという経験を通して、数々の成功体験とそれによる自信をつけました。この成功体験と自信こそが私の「色あせることのない充実した日々」の核であり、今の自分の強みになっています。この素晴らしい環境を持つ附属久留米中学校で義務教育の最後を過ごせたことに心から感謝しています。